従来の勤務管理システムには、以下のような問題点がありました。
1.時間計算が苦手
18:00 - 9:00 - 1:00(休憩) = 8:00しかし、18、9、1といった時間数はプログラミング言語からは直接扱えず、まず「18:00」を「:」で分割して時間と分にして……
(翌日の)2:00 - 9:00 - 1:00(休憩) = -8:00こんな計算をしていたのでは、システムとして使えません!
2.勤務時間には時系列の概念が必須
勤務システムに以前入力したある日「勤務開始時間が所定出勤時間より前の時間外時間」が知りたいなんだ、簡単なことじゃないか、と思われるでしょうが「普通の勤務管理システム」は時間外時間を1日分集計して保存しているものです。
3.その割に高価!
1や2が原因となってシステムを開発するのが大変なため、勤務管理システムは非常に高価なものとなっています。
以上のような問題点の改善を目的に、このTagajoTownWeb勤務システムを開発しました。
3に関しては、このTagajoTownWeb勤務システムの利用者登録と使用は無料としています!
上の「従来の勤務管理システムの問題点と「TagajoTownWeb勤務システム」の開発目的について」を踏まえてこのシステムの機能をご説明します。
まず、勤務時間を下のような時間帯に区分し、各々に名前を付けます。
といった時間帯があり、入力した出勤時間と退勤時間から所定時間から不就労時間のうち、どの時間帯に当たるかを判定して集計するのがこのシステムの機能です。
以下で実際の計算例を見てみましょう!
通常のオフィスで働くサラリーマンなら、平日は下の勤務内容【通常勤務】ような感じになっていると思います。
ここで、以下のような出勤退勤時間を入力したとすると、システムは右の実績時間を算出してデータベースに保存します。
出勤時間:06/01 08:30
退勤時間:06/02 01:30
時間帯名 | 開始時刻 | 終了時刻 | 時間数 |
---|---|---|---|
深夜時外 | 06/01 00:00 | 06/01 05:00 | 05:00 |
時外時間 | 06/01 05:00 | 06/01 09:00 | 04:00 |
所定時間 | 06/01 09:00 | 06/01 12:00 | 03:00 |
休憩時間 | 06/01 12:00 | 06/01 13:00 | 01:00 |
所定時間 | 06/01 13:00 | 06/01 18:00 | 05:00 |
休憩時間 | 06/01 18:00 | 06/01 18:30 | 00:30 |
時外時間 | 06/01 18:30 | 06/01 22:00 | 03:30 |
深夜時外 | 06/01 22:00 | 06/02 05:00 | 07:00 |
時外時間 | 06/02 05:00 | 06/02 09:00 | 04:00 |
時間帯名 | 開始時刻 | 終了時刻 | 時間数 |
---|---|---|---|
時外時間 | 06/01 08:30 | 06/01 09:00 | 00:30 |
所定時間 | 06/01 09:00 | 06/01 12:00 | 03:00 |
休憩時間 | 06/01 12:00 | 06/01 13:00 | 01:00 |
所定時間 | 06/01 13:00 | 06/01 18:00 | 05:00 |
休憩時間 | 06/01 18:00 | 06/01 18:30 | 00:30 |
時外時間 | 06/01 18:30 | 06/01 22:00 | 03:30 |
深夜時外 | 06/01 22:00 | 06/02 01:30 | 03:30 |
ここで算出された実績時間から
「時間帯名」と「時間数」で集計を行えば「1日の勤務内容」を算出できます!
また、上の【従来の勤務管理システムの問題点と「TagajoTownWeb勤務システム」の開発目的について】の利用者から出た要望にもすぐ応えることができます!